2017年入社 電気設備・機械設備課 課長

今までキャリアの中で、節目となった出来事を教えてください。

転籍したことです。
10年ぐらい別の会社で意匠設計をしていまして、グループ会社のみやこに転籍してきました。
その頃、みやこには意匠設計の仕事が全くなくて、ちょっと設備を手伝おうという感じで、電気の設計に手を出し始めて、今に至ります。
その時は、全然真剣でなくて、意匠の仕事が来たらすぐやめようと思っていたのに、いつのまにか建築設備士の試験を受けるまでになっていました。

設備設計の魅力はどんなところですか?

設備設計は、わかる面白さです。
パズルのピースをカチッとはめるときの心地よさに近いと思います。
先日も配線ルートで悩んでいて、既存図を見ていても答えが見えてこなくて、現地にも赴いたがそこでも解決しなくて、もう一度図面と向き合って2時間後くらいに、ようやく「これでいける」というのがわかった瞬間の、この気持ちよさです。
意匠は、ものができあがってくるところに魅力があると思いますが、設備は数学的、物理的な面白さに近いです。
公式を使って解く、道筋を予測して解いていく。
公式を使いこなせるようになるまで、必要な知識を自分のものにするまでが、険しい道のりですが、ある程度理解度が上がると設備設計の面白さに気づくと思います。

会社のいいところ、改善したいところはどんなところですか?

いいところは、設備設計が強いところです。
他の設計事務所とは、ちょっと違っています。
意匠設計者に対する、設備設計者の人数が多いですし、元請けであっても設備専門で受注できるだけの実績があります。
もうひとつは、グループ会社と連携しているので、小さな物件から大きな規模の物件まで、幅広い経験ができることです。
改善したいところは、次々やらせてもらえるので、今のところはないです。
人数を増やすこと、受注の質を上げることなどに取り組んできました。
受注の質とは、規模の大きい物件や難しめの物件を取るということです。
BIMに関しても、昨年度はRebro(設備設計向けのBIM)を設備の全社員に導入しました。
この業界では最先端の方にいると思っています。
今までは、一部の業務のみでしたが、今後は全物件での作画を計画しています。
やはり、設計の時間短縮もできますし、慣れると作図もかなりしやすいと感じています。
ですので、あとは欲を言えば、自由にテレワークできたらいいなと思うくらいです。