―企業理念を定められていますね。
はい、「信用を得て、必要とされ、成長し続ける企業」これが私たちの理念です。
この三つは密接に繋がっています。まず「信用」は全ての基盤です。設計という仕事は建物の生命線を担う仕事ですから、一つのミスも許されません。納期を守り、品質を保証し、約束を必ず実行する。この積み重ねがお客様の信用となります。
次に「必要とされる」ということ。これは単に仕事をこなすのではなく、お客様の期待を超える価値を提供し続けることです。BIMの導入もその一環で、より精度の高い設計、より分かりやすい提案を実現しています。
そして「成長し続ける」。技術は日進月歩です。現状に満足せず、新しい技術を学び、サービスを進化させる。社員一人ひとりの成長が会社の成長となり、それがお客様への還元に繋がります。
この理念は、日々の判断に迷った時の指針となっています。「この選択は信用を高めるか」「お客様に必要とされるか」「我々の成長に繋がるか」。全ての意思決定をこの視点で行っています。
―行動指針も3つ定められていますね。
・主体性を持って行動しよう。
・出来ない理由を考えるより、出来る方法を考えよう。
・常に前向きに、チャレンジしてみよう。
はい、企業理念を日々の業務で実践するために、具体的な行動指針を定めています。
理念である「信用を得て、必要とされ、成長し続ける」を実現するには、社員全員が同じ方向を向いて行動することが不可欠です。そこで、3つの行動指針を設けました。
行動指針があることで、迷った時の判断基準が明確になり、組織として一貫性のある行動が取れるようになりました。
この3つを実践することで、社員が成長し、それがお客様の信用となり、必要とされる企業になると信じています。
―社員の方へ伝えたいことはありますか。
社員の皆さんに最も伝えたいのは、「一人ひとりが、かけがえのない価値を持っている」ということです。
日々の業務に追われていると、自分の仕事の意味や価値を見失いがちです。しかし、皆さんが描く一本の線、一つの計算が、そこで働く人々の快適さを支え、建物の生命を守っています。これは誰にでもできることではありません。
私が心がけているのは、その価値に気づける環境づくりです。BIMの導入も、単なる効率化ではなく、皆さんの技術をより高いレベルで発揮してもらうためのものです。新しい技術に挑戦し、それを習得する過程で、自分の成長を実感してほしい。
設計という仕事は、社会インフラを支える重要な役割です。皆さんの仕事がなければ、快適な生活空間は成り立ちません。この誇りを持って、自信を持って仕事に向き合ってください。
働くことは単なる生活の手段ではありません。仕事を通じて成長し、社会に貢献し、自己実現を果たす。そんな充実感を、全社員に感じてもらえる会社でありたいと思っています。