こんにちは!設備課の花井ふみ太(仮名)です。
今回は僕なりに「入社1年目」を、正直に振り返ってみたいと思います。

大学でCADの基礎は習っていたので、図面を書くのは「まあ、なんとかなるやろう」と割と軽い気持ちで入社しました!
ーーーが、現実はそう甘くありませんでした。
会社ではJW-CADを使っているのですが、学校で習ったのはあくまで「基礎の基礎」でした。
設備図の世界では、レイヤのルールがとにかく厳しいです。
レイヤがぐちゃぐちゃだと修正が大変なのは大学時代から痛感していたので、「レイヤだけはしっかりしなければ」と肝に銘じていました。それでも最初の数ヶ月は図面を描くたびに、注意を受け、毎日精一杯でした。
「仕事、楽しい?」と聞かれても「そんなこと感じる余裕すらない…」という状態でした。こんなに苦労するなら、学生の時、もっと図面を書きこんでおいたらよかったと後悔してました。

最初に任せてもらったのは、K市営住宅の解体設計でした。現地調査に行き、トレースを書くというシンプルな内容でしたが、いざ図面を書いてみるとシンボルの向きが逆だったり、エルボのつけ忘れがあったり……。G先輩に何度もフォローしてもらいました。
レイヤについては、入社4ヶ月目ごろまで注意を受けることが続きましたが、夏を過ぎたころからようやく指摘されることが減って、8月以降、レイヤで注意を受けることはほぼなくなりました。
地味な話に聞こえるかもしれませんが、設備図においてレイヤの管理は「図面の命」と言っても過言ではありません。これが安定してきたことで、自分の中でも少し自信がついてきました。
夏以降はK市のトイレ改修案件の補佐をしました。給排水・通気のルートを自分で考え、拾い図の作成にも初挑戦しました。
「拾い図」とは、配管や機器の数量を図面から読み取って整理するもので、設計の積算に欠かせない作業です。最初は何をどう数えればいいのか、さっぱりでしたが、ここで初めて「あ、仕事って面白いかも」と感じはじめました。
秋には、さらに難易度の高い、別のトイレ改修案件を担当することになりました。
配管工事が施工できるかどうかの検討、便器の配置、機器選定まで幅広く担当しました。
そして、この案件で初めて系統図の作成に挑戦しました。「系統図」とは、給排水や空調などの設備がどのようにつながっているかを体系的に示す図面で、設備設計の「骨格」とも言える存在です。修正を何度も繰り返してようやく完成させたときの達成感は、今でも忘れられません。

気がつけば、今期の案件はほぼトイレ一色。トイレに明け暮れた1年でした。1年目でトイレの改修を設計するなんて、入社前には想像もしていませんでした。
年度末には店舗の案件に関わる機会があり、そこでアイソメ図の書き方を教わりました。
「アイソメ図」とは、配管を立体的に表現した図面で、施工現場での位置関係を直感的に伝えるために使われます。平面図や系統図とはまったく違う「立体的な思考」が求められるので、最初は頭の中が「?」だらけでしたが、無事に作図まで辿り着くことができました。
系統図・拾い図・アイソメ図と、この1年で設備設計の主要な図面を経験できたことは、大きな成長だと感じています。次に同じ図面を頼まれたとき、ちゃんと書けるように、苦労した点や指摘を受けた箇所はすべてメモに残してあります。これが将来の自分の力になると思っています。

この1年、G先輩とMさんにはとにかくお世話になりました。数え切れないミスをフォローしてもらい、ミスの防ぎ方まで丁寧に教えてもらいました。Mさんは知識が豊富で、いつも朗らか。「早くお二人のようになりたい」と本気で思っています。
年末の納会では、普段とは違うお二人の一面も垣間見ることができ、じわじわ面白かったです。
来年の目標は、図面精度のアップと資格へのチャレンジです。それと……
もうトイレはしばらくいいです。
次は空調・換気の設計をしたいです!
いつか「この小学校の設備、僕が設計したんやで」と胸を張って言える日を目指して、2年目も頑張ります!

次回から、なんと、みや子先輩の再登場です。成長された(!?)先輩の姿をぜひ、楽しみにしていてください。